道路防災

road disaster prevention

道路は,人・物・情報の円滑で確実な移動を確保し,「国土強靭化」を図っていくために不可欠な社会資本です。
道路を自然災害から守るため,地形や地質、制約条件等、それぞれの現場に応じた対策工法や施工方法等を提案してきており,多くの実績を有しています。

既設擁壁補強と落石対策計画

既設擁壁補強と落石対策計画

老朽化している既設ブロック積擁壁をロックボルトと繊維混入モルタルで補強する工法を採用することにより、建設廃材の減量化を図れる計画としています。
合わせて見上げ側から比較的大きな落石の発生が予想されるために高エネルギー吸収型落石対策工を計画したものです。

急傾斜軽量盛土工(EPS工法)の整備

急傾斜軽量盛土工(EPS工法)の整備

EPS工法は発砲スチロールを使用した超軽量盛土工法で(土砂重量の1/100)、土圧軽減を図ることができ、壁高の高い構造物を構築することが可能となります。
これまでの盛土・擁壁とは違い、スピーディーな施工が可能です。

山地部の道路整備

山地部の道路整備

中山間地域の集落と生活拠点を結ぶ道路であり、観光拠点をつなぐ役割もあります。また、緊急輸送道路として災害発生時の円滑な避難や物資輸送に役立ちます。 生態系などの自然環境や景観に配慮した道路構造とする必要があります。

高エネルギー吸収型落石防護柵

高エネルギー吸収型落石防護柵

大規模な落石エネルギーが予想される場合に特殊な緩衝装置を使用し、落石を柔軟性に富んだ構造で包み込むようにしてエネルギーを吸収するヒンジ式落石防護柵です。

ロープ伏せ工

ロープ伏せ工

高所に位置する不安定な大きな転石・浮石に対して、一般的に計画される落石防護柵等では 対応不可能な場合に用いられる個別に対策する落石予防工です。

支柱式落石防護柵

透過型砂防えん堤

用地に制約がある場合に計画される外観がスマートな支柱式落石防護柵です。